矯正治療の為には、顎顔面と頭蓋の状態がより的確に把握できる「セファロ撮影」が必須となります。
セファロ画像からは術前の検査で顎骨の状態が正確にわかり、歯の移動の限界が予測でき、
また軟組織の状態も把握できるので治療計画の立案におおいに役立ちます。
矯正で必要な解析ポイントや骨格等を知る事により、最適な治療方法を導き、治療期間の短縮にもつながります。
短時間で撮影できる為、患者様の動きによる画像のブレや患者様に対する放射線量が軽減されます。
セファロ画像から矯正で必要な解析ポイントや骨格を自動認識し、90秒でトレーシング。ポイント位置やトレース線の修正も可能。トレースした1.1倍の画像は印刷や他のソフトでの解析も行えます。
PDIPは、補綴物(クラウン)のポジションを決めてから行われる「インプラント シュミレーション システム」です。
CTならば、インプラントの術前検査、埋入位置の確認、術中、術後評価をより精密に診断する事ができます。
インプラント治療では、埋入する部位の術前の骨の状態(質や厚み、高さ、形態など)を知る事がとても重要であり、X線レントゲンよりも精度の高い診査・診断ができる事から、切開や剥離をしない手術や増骨術などに対しても判断が即日に行えます。
CTビューアー上でMARのON/OFFがリアルタイムで切り替え可能に。MAR処理は撮影後に有効です。(撮影から7日以内)
歯根の形態・根尖方向・歯折だけでなく、根管充填の状況、根尖病巣(根の先にある病巣)の大きさや形状についても容易に把握する事できます。
レントゲンでは診断のつきにくい根分岐部の病変も歯科用セファロCTならば容易に診断が可能です。
親知らずなどの埋まっている歯の位置や状態を事前に確認できる事は大きなメリットです。
CTの情報により、神経を傷つけてしまう可能性や歯の周囲の炎症の程度、病巣の有無や大きさと位置なども判断・考慮して
治療を進める事ができます。つまり、余分な切開や骨の切削などを避ける事ができると言う事です。
歯周病は細菌感染による骨の破壊が起きる病気である為、骨の破壊の程度などをよりリアルに見て判断する事ができます。また、骨の状態からおおよその歯の寿命を積算することも可能な事から、非常に予知性の高い治療が行えます。
■ 見えなかったものが見える
従来の一般のレントゲンでのX線写真は2次元的な平面での診断しかできませんでした。しかし、歯科用セファロCTスキャンならば3次元の立体画像として診断できる為、今まで見えなかった部分が容易に確認できるようになりました。
■ わかからなかった事がわかる
顎の内部構造などもリアルに見えます。また、顎や歯だけでなく、上顎洞(鼻の奥)の形態や粘膜の状態、病巣などを立体画像で確認できます。
■ 治療の安全性の幅が広がる
何と言っても歯科用セファロCTから得られる情報は、治療の安全性を高めてくれます。
インプラントだけでなく、矯正治療や根管治療、親知らずなど、幅広く歯科治療に応用が可能です。
ご来院頂く全ての患者様の為に「より正確でより安全な検査・診断を行う事が治療の確実性を高める事につながる」と確信しております。