親知らずとは、第三大臼歯と呼ばる歯です。
親知らずは一番最後にはえてくる歯の為に、はえるスペースがないと斜めにはえたり、埋もれたままの状態ではきれいに清掃が出来ず、汚れによって炎症が起きて腫れて痛みが出ます。
そのまま親知らずの炎症や腫れを放置してくと、大変な事になります。
親知らずの痛みは急性期を過ぎると「腫れ」「痛み」等の症状が緩和されますが、決して病気が治ったわけではありません。
そのままの状態で放置すると大事な手前の第二大臼歯まで悪くなり、抜歯しなければならなくなったり、噛み合わせがズレて顎関節にも悪影響を及ぼしかねません。ですから、親知らずの痛みが再発する前に、親知らずの治療する事をお勧め致します。
親知らずは一番奥にあり歯ブラシがきれいに出来ず、またほとんどが斜めに生えている為に隣の奥歯(第二大臼歯)との間に汚れがつきやすく虫歯になり易いです。
【治療方法】
親知らずが斜めに生えている場合は親知らずを抜歯し、第二大臼歯の保存治療を行います。(親知らずがきれいに生えている場合は、両方の歯の保存治療を行います。)
親知らずが原因で顎関節症になる場合があります。特に下顎の親知らずが伸びた状態で下顎を前に出した時、上顎の一番奥の第二大臼歯とぶつかり、顎が開きづらく痛み等の症状を生じる事があります。
【治療方法】
下顎の親知らずを抜歯し顎関節症の治療を行います。
親知らずが生えてくる時に手前の歯並びに悪影響を与える事があります。
【治療方法】
歯並び・噛み合わせに悪影響が出そうな場合には、親知らずを抜歯します。
当院では、下記に挙げるような麻酔方法を組み合わせる事により、抜歯時の痛みをほとんど感じないよう施術しております。
麻酔の針が痛くないよう粘膜表面にゲル状の麻酔を塗布、麻酔を効かせます。
表面麻酔が効いた後、麻酔液を浸潤させ神経を麻痺させます。通常の虫歯治療、神経の治療や抜歯等は浸潤麻酔で行います。治療する歯の周りに注射をして限られた部分を麻痺させる麻酔です。
直接神経に麻酔をし神経末梢に麻酔を効かせます。広い範囲麻酔が必要な場合、骨が緻密で浸潤麻酔で効果が期待できない時、急性期浸潤麻酔で炎症を拡大する恐れのある場合等に用いられます。
親知らずについて、「親知らずは抜いた方がいいですか?」と言うご質問をよく頂きます。親知らずは、何かとトラブルを起こしやすい歯ではありますが、 必ずしも抜かなければならない歯と言う訳ではありません。
親知らずを抜く必要がないケース
・まっすぐに生えている場合。
・親知らず自体や隣接する歯が虫歯や歯周病にかかっていない場合。
親知らずを抜く必要があるケース
・曲がって生えている・歯茎に半分埋まっている。
・親知らずや隣接する歯が虫歯や歯周病になっている。
・親知らず周辺の歯茎が腫れている・痛みを持っている。
当院では、歯科用セファロCTを完備しております。
通常のレントゲン撮影はX線を用いた影絵で二次元的な評価しか出来ないのに対して、CTはコンピュータ上で撮影されたデータを三次元構成された画像に変化して表現できる為、より臓器や病変の位置を把握する事が可能となります。
神経を引っ掛けてしまう可能性や周囲の炎症の程度、病巣の有無や大きさ、位置なども判断・考慮して治療を行う事ができ、余分な切開や骨の切削などを避ける事ができます。
PCP丸の内デンタルクリニックでは、患者様にとって最良と思われる治療を、患者様の立場で考えたいと思っています。
虫歯・顎関節症・歯並び・噛み合わせ等、意外と多い親知らずのトラブル。親知らずでお悩み方、もしくは奥歯がおかしいと感じている方、是非一度ご相談下さい。
なお、当院での治療が非常に困難であると診断した場合は、然るべき医療機関(大学病院・歯科口腔外科等)をご紹介させて頂きます。安心してご来院下さい。
保険診療は保険診療費に準じます。
親知らずの治療・抜歯 |
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